*--マイシアター--*

私が、映画館・テレビ・DVDで見た映画の感想を掲載しています。
映画を見るときの参考にしていただけると幸いです。


人魚が眠る家  2018/11/18(日)
ボヘミアン・ラプソデイ  2018/11/15(木)
ヴェノム  2018/11/10(土)
カメラを止めるな!  2018/10/23(火)
イコライザー2  2018/10/12(金)
散り椿  2018/10/08(月)
MEG ザ・モンスター  2018/09/14(金)
検察側の罪人  2018/08/30(木)


人魚が眠る家

 メルヘンチックなタイトルだが、穏やかに眠っているようにしか見えない娘が、脳死と診断されたら…。人間性を揺さぶる重いテーマのミステリー。東野圭吾が作家デビュー30周年を記念して書いた同名ベストセラーを映画化した。
 IT機器メーカー社長の和昌(西島秀俊)と妻、薫子(篠原涼子)は離婚寸前の仮面夫婦だった。そんな二人の娘、瑞穂(稲垣来泉)がプールで溺れ、意識不明に陥った。医師からは、「脳死の可能性が高い」と診断される。和昌は自社で開発中の人工神経接続技術で意識のない瑞穂の筋肉に直接、信号を送れば体が動くようになるのでは、と期待する。
 試みは成功し、瑞穂は意識不明のまま、手足を動かし、ほほ笑むように。まるで眠りながら、寝返りを打つ人魚だ。薫子は喜ぶが、それは狂気への入り口だった。周囲から好奇の目を向けられながらも、薫子は車いすで瑞穂を連れ出し、友人を呼んで誕生会を開く。最初は喜んだ和昌だが、はたから狂っていくようにも見える薫子の姿に「娘は生きているといえるのか」と次第に苦悩を深めていく。
 先の読めない夫婦の心理展開が見どころ。和昌と薫子が感情をあらわにぶつかり合い、髪を振り乱し、涙を流す。役にのめりこんだ熱演に感情移入してしまう。介護シーンの演技のために、篠原と祖母役の松坂恵子は、事前に介護研修を受け、実際に子どもを介護している家庭の暮らしぶりを調べて、撮影に臨んだという。
 「脳死をどう受け入れるか」という重いテーマながら、堤幸彦監督は、救いのある最後で本作を締めくくる。あまり泣いたことがない私ですが、涙があふれてきました。2時間。コスパ度110%
Date: 2018/11/18(日) No.29


ボヘミアン・ラプソデイ

 伝説のロックバンド、クイーンのボーカルだったフレディ・マーキュリー。唯一無二の歌声と強烈な個性で世界を魅了し、1991年11月に45歳で早世した彼の伝記映画だ。「メガホンは誰が取るのか、フレディを誰が演じるのか」と名前が上がっては消えた企画がついに完成した。マーキュリーと共にクイーンを支えた二人が製作に名を連ねている。これこそが、二人も認める映画なのだろう。
 最初のシーンは20世紀最大のロックコンサートといわれる「ライブ・エイド」の舞台裏。興奮した大観衆に向かって、タンクトップにジーンズのマーキュリー(ラミ・マレック)が進んでいく。その筋肉質な背中、躍動感あふれる動作は本人そのものだ。
 見どころは、表題曲や「ウィ・ウィル・ロック・ユー」など革新的な音楽が生まれる過程と演奏シーンだ。実際のクイーンの音源が使われ、当時を再現したセットの中で観客役のエキストラまでもが音楽と一体化した演技を見せる。もちろん、生い立ちが複雑で、不遇時代が長かったマーキュリーの異端児としての側面も描かれる。英国におけるインド系の出自、バイセクシュアル、エイズウイルス(HIV)感染などだ。だが、悲観的な描写は少ない。
 記録映像や関係者の証言に忠実な一方、人間ドラマとしては物足りない部分もある。ただクイーンの音楽を大音量で、故人への愛情とリスペクトがつまった映像付きで楽しむ映画体験もまた唯一無二だ。私は2回見に行ってしまいました。もう一度、手拍子足拍子、歌を歌える応援上映でもう一度見てみたいと思いました。ブライアン・シンガー監督。2時間15分。コスパ度180%
Date: 2018/11/15(木) No.30


ヴェノム

 アメリカマーベルコミックの人気キャラクターで、スパイダーマンの宿敵でもあるヴェノムを実写化したダークヒーローアクション。大ヒットした「マッドマックス 怒りのデス・ロード」で主演したトム・ハーディが主人公のエディを演じる。
 宇宙研究をするライフ財団が「人体実験で死者を出している」という情報を得たジャーナリスト、エディが同財団に潜入取材。ところが、地球外生命体のシンビオートに寄生され、人を食う強靭なヴェノムに変化する。寄生生物と宿主のエディが、精神的に時に対立、時に協調しながら財団の陰謀と戦う。
 展開のテンポがよく、視覚効果を駆使したアクションに引き込まれる。新ヒーロー誕生という感じで、続編が楽しみです。始まる前に案内がありますが、くれぐれもエンドロールの最後までご覧になることをお勧めいたします。ルーベン・フライシャー監督。1時間52分。コスパ度120%
Date: 2018/11/10(土) No.28


カメラを止めるな!

 映画専門学校「ENBUゼミナール」のワークショップ「シネマプロジェクト」の第7弾として製作された作品で、前半と後半で大きく赴きが異なる異色の構成や緻密な脚本、30分以上に及ぶ長回しなど、さまざまな挑戦に満ちた野心作。「37分ワンシーンワンカットのゾンビサバイバル映画」を撮った人々の姿を描く。監督はオムニバス映画「4/猫 ねこぶんのよん」などに参加してきた上田慎一郎。
 とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影をしていたが、そこへ本物のゾンビが襲来。ディレクターの日暮は大喜びで撮影を続けるが、撮影隊の面々は次々とゾンビ化していき……。最初は少し胡散臭いなと思い見ていましたが、次第に引き込まれました。文句なく楽しめる映画です。最後の“本当の”メイキングは余分だと思うのですが。
 2017年11月に「シネマプロジェクト」第7弾作品の「きみはなにも悪くないよ」とともに劇場で上映されて好評を博し、18年6月に単独で劇場公開。当初は都内2館の上映だったが口コミで評判が広まり、同年8月からアスミック・エースが共同配給につき全国で拡大公開。96分。コスパ度120%
Date: 2018/10/23(火) No.27


イコライザー2

 アカデミー賞を二度受賞した名優デンゼル・ワシントンが、犯罪者を極秘に抹殺する米国版の必殺仕事人を演じる。
 平凡なタクシー運転手のマッコール(ワシントン)の正体は米中央情報局(CIA)の元エージェント。信頼していた元上官が殺され、強盗殺人として片づけられた。だが、マッコールはプロの手口と見抜き、極秘に捜査。元同僚の関与が判明し、自分と同じ訓練を受けたイコライザー(仕事人)と対決する。
 アクションと並行し、同じアパートの青年マイルズ(アシュトン・サンダーズ)との友情が描かれる。マッコールの力で悪友と手を切ったマイルズが絵の才能を開花させる最後の場面は感動的。前作と比べると少しアクション控えめという感じでした。アントワーン・フークア監督。2時間1分。コスパ度105%
Date: 2018/10/12(金) No.26


散り椿

 黒澤明監督の門下生で映画歴60年の巨匠、木村大作監督が葉室麟の同名小説を原作に撮った、初めての時代劇。
 藩の不正を訴えたが認められず、妻の篠(麻生久美子)と故郷を離れた新兵衛(岡田准一)。篠が「采女様(西島秀俊)を助けて」と言い残して病死した。その遺志に従い、故郷に戻った新兵衛。采女はよき友でもあるが、微妙な関係にあった。采女は側用人に出世、藩の大きな不正を追及していた。篠の妹、里美(黒木華)や弟の藤吾(池松壮亮)は、帰郷した新兵衛の真意を巡って戸惑う。そんな中、新兵衛には大きな闇の力が迫ってくる。
 岡田准一も加わって作り上げたという斬新な殺陣が見せどころ。その一方で、男女の情愛の機微も丁寧に描写。木村大作監督が撮影にも加わり撮りあげた、日本の季節で移り替わる、美しい自然描写を見るだけでも見る価値があります。コスパ度105%
Date: 2018/10/08(月) No.25


MEG ザ・モンスター

 200万年前に実在し、往年の人気作品「ジョーズ」のホオジロザメをはるかに超える巨大ザメが現代に出現、人間を襲う海洋パニック映画。
 有人の深海探査船が未知の海溝を発見し、指令室のスーイン(リー・ビンビン)ら研究チームが大喜びした直後だった。探査船が消息を絶った。捜索の依頼を受けた海難救助の専門家ジョナス(ジェイソン・ステイサム)が向かうと、5年前、彼が発見したが誰も信じなかった全長23メートルの巨大ザメMEG(メガロドン)と遭遇。ジョナスとMEGの戦いが始まる。
 製作費150億円。スリルいっぱいの展開。一度終わったような場面になり、ちょっとあっけないと思っていると、そこからがまた怒涛の展開が待っており、ある場面では、思わず声を出してしまいました。大いに楽しめる娯楽大作です。ジョン・タートルトーブ監督。1時間53分。コスパ度110%
Date: 2018/09/14(金) No.24


検察側の罪人

 正義のために、法をゆがめるのか、それとも守るのかー。ジャニーズでも屈指の存在感を誇る木村拓哉と二宮和也の初共演。雫井脩介による骨太の同名小説を、原田真人が、脚本・監督。
 東京都内で老夫婦が殺害され重要参考人として松倉(酒向芳)が浮かぶ。エリート検事の最上(木村)は沖野(二宮)を取り調べに当てる。松倉は犯行を否認するが、最上は自白を取るよう沖野に厳命する。
 2010年の法改正で殺人罪などの時効が撤廃。本作は時効廃止以前の殺人事件を巡り、法で裁かれない犯罪と強引な取り調べで生まれる冤罪を描く。豪華出演陣を配してはいますが、ベストセラー小説を映画化するときに落ちいりがちな、無理やり物語を押し込んだ感があり、出演者のセリフが早口で、場面展開も速く、分かりにくく、じっくり物語に浸れない、入り込めない感じがありました。無駄な場面、エピオソードは削り、映画のためだけの物語を構築してほしかったです。コスパ度90%
Date: 2018/08/30(木) No.23


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